アクリル絵の具とは?アクリルガッシュとは?基本を分かりやすく解説

アクリル絵の具ってなに?

私は普段アクリル絵の具で絵を描いているのですが、このアクリル絵の具って何?

自分も描いてみたいなぁという初心者の方にアクリル絵の具について解説しようと思います。

画材屋さんに行くとアクリル絵の具だけでも色々なメーカーから色々な種類が出ていますよね。

どれがいいの?と迷ってしまいますが基本の知識があれば大丈夫です。

 

アクリル絵の具の性質

アクリル絵の具は紙以外に、木や布、金属、ガラス、プラスチックなど

色々な材質に描くことができます。

ネイルに絵柄を描くのにも使われることがありますね。

ほぼ何にでも描けます!と言っていいほど便利な絵の具です。

幅広く使われている理由は何といっても乾くのが早くて使いやすいからです。

そしていったん乾くと耐水性になり、水に溶けません。

これはアクリル絵の具のメリットでありデメリットです。

メリットとしては色を塗る作業が時間短縮できること、

そして一度乾くと水に溶けないため、色を重ねても下の色と混ざりません。

失敗しても上から色を重ね塗りができるので修正がしやすいです。

デメリットは絵を描くときグラデーションを作る場合

じっくりやっていたら間に合わない…とかでしょうか。

でもそれは工夫と技術次第で何とかなります。

乾燥速度を変えるメディウムを使ったり、

あらかじめ紙やキャンバスを湿らせておいたり、

色と色の境目を乾いた筆でなじませたり

やり方は人それぞれ、多種多様です。

色々試して自分に合ったやり方を見つけられたらいいですね。

 

アクリルカラーとアクリルガッシュ アクリル絵の具の種類

そしてここがアクリル絵の具の一番の重要ポイント。

アクリル絵の具には大きく分けて2つあります。

1つ目は透明性のあるアクリルカラー、2つ目は不透明のアクリルガッシュです。

 

アクリルカラーの特徴

透明性があり、水分量を調整すれば水彩のような表現ができます。

逆に水分量少なめに調整すると油彩のようなテクスチャーも表現できます。

そして乾くと艶が出ます。透明感が出るということ=筆跡が残るということですが、

どういう作品を描きたいかによって良し悪しが変わりますね。

 

アクリルガッシュの特徴

不透明で、ムラのないベタ塗りが可能です。

フラットなイラストやデザイン画に向いています。

一度だけでなく二度塗りすれば、筆跡を残さずさらに均一な仕上がりに。

そして乾くと艶消しになります。

注意点としては乾燥後にヒビ割れがしやすいです。

これは顔料とアクリル樹脂の割合が関係しています。

樹脂が少ない分、伸縮性がありません。乾いて水分が飛ぶと絵の具が縮むためです。

なので厚塗りには向いていません。

といっても私は絵を描く時、どちらも一緒に使っています。重ね塗りも混色もします。

アクリルガッシュの上にアクリルカラーをのせてニュアンスを作ったり

グラデーションを作ったりです。

使い方に慣れれば特に分けて使用する必要はありません。

たまに相性が合わないなというのが出てきますが、それも経験です笑

 

アクリル絵の具の扱い方、注意点

乾くと耐水性になるため、絵の具が付いたまま長時間放置すると筆が固まります。

またプラスチック製のパレットなどは色が落ちなくなってしまいます。

なので陶器でできた絵具皿や使い捨ての紙パレットを使うのがおすすめです。

筆はこまめに洗剤をつけて丁寧に洗ってください。結構、筆の根本に絵の具が入り込んでいますよ。

ちなみに私は天然毛の筆を使っているのでシャンプーで洗ってます笑

洋服についてしまった場合も取れなくなってしまいますので、

汚れてもいいような格好やエプロンをしてくださいね。

 

アクリル絵の具といえば?

「ホルベイン」・「ターナー」・「リキテックス」が有名ですね。

初心者の方はアクリルカラーかアクリルガッシュか確認して

これらのチューブを選んでおけば、とりあえずOKです!

ものによってテクスチャー(固かったり柔らかかったり)がかなり違いますが

どれがいいかは自分で試すしかないです。

メーカーによって色数や色味、値段も様々ですしね。

 

まとめ

今回はアクリル絵の具ついての基本をお伝えしました。

工夫次第で色々な描き方ができると思いますので、実際に試してみてくださいね。

色々試して自分に合った好みのアクリル絵の具を探しましょう!

アクリルカラーだから、アクリルガッシュだから、とあまり考えすぎず、まずは描いてみましょう。

使っているうちに色々なことが分かってきて楽しいですよ。

描いていくうちに自分だけの色、質感が出せるようになるのかなと思います。

 

 

ではまた次回の記事でお会いしましょう!

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